Google Domainsでドメイン管理をしている方は、今のうちに延長しておいた方が良いかも

無償版Google Workspaceの移転先としてGoogle Domainsを選択しました。
Google Domainsでは、転送メールのサービスと無償SSLを使っています。
DNS Challengeにも対応しているため、ワイルドカードSSLも間単に自動更新でき、とても重宝しています。

そんなGoogle Domainsですが、サービスをSquarespaceへ売却するというニュースが少し前に出ていました。
その時にSquarespaceのページを見た感じでは、転送メールも無償SSLも提供しています。
価格についても、少なくとも1年間は尊重するということだったので、そんなに気にしていませんでした。

そういえば売却ってどうなったのかなと思ってSquarespaceのページを見たら･･･驚愕しました。

Squarespaceの価格

1,800円からと書かれていました。

Google Domainsって1,540円（税込）だったよな･･･
既に値上がっています。

試しに適当なドメインを入れてみると、基本的には3,000円以上です。
com、net、orgは1,800円となっていますが、永続的にこの価格なのか、期間限定で1,800円なのか、はたまた新規は1,800円で更新は3,000円なのかもしれません。

すべて英語なのと、レンタルサーバがメインの会社のようなので、ドメインサービスに関する情報がホームページ少ないです･･･

基本的にはドル換算なので、円安が続けば費用はかさみます。
機能的には申し分ないと思われる（まだGoogle側で動いているので実際はわかりません）ので、このまま使いたいのですが、価格面では他のサービスを利用した方が良さそうです。

Google Domainsで期間延長が可能

なんとかならないかなとGoogle Domainsの管理画面を見ていたら、「年を追加」というリンクが見つかりました。
ドメインは最大10年先まで延長が可能です。

私の場合は、Google Domainsに移管した時に5年先まで購入していたので、残り5年分延長が可能でした。

価格は据え置きで、1年間で1,540円（税込）です。

Google Domainsで延長するか否か

Squarespaceへの移行完了は2023年9月頃と書かれています。
Whoisを見ると、レジストラは既にSquarespaceに変わっていました。
ネームサーバはGoogle Domainsのままですので、設備はGoogleのものを今は使っているようです。
これが、どこかのタイミングでSquarespaceへ変わるのか、そのままなのかはわかりません。

Google Domainsで延長するのが良いのかは難しいところです。
円高になれば、今のGoogle Domainsの価格よりSquarespaceの方が安くなるかもしれません。
そして何よりも、今使っているドメインを延長した期間まで使い続けるのか･･･

いろいろと考えた結果、私はGoogle Domainsで延長することを選びました。

Google Domainsで使っている機能が他のレジストラにもあるなら、無理に延長する必要はないと思います。
Squarespaceに完全移行された後で、機能とコストを検討して使い続けるか、移管するかを考えれば良いと思います。

メール転送のサービスは他にもあるのですが、ワイルドカードのSSLを間単に自動更新することは、現状ではなかなかできません。
VPSにDNSサーバを建てたり、AWSのRoute53を使ったりすることでできますが、Google Domainsのように間単にはいきません。
この機能が10年間で容易にできるようになれば、他に移管すれば良いかなと考えています。

10年先がどうなっているのかはわかりません。
それまでの間に猶予期間を設けるために私は延長しました。

追記：移管するならCloudflareが良さそう

調べてみたら、移管するならCloudflareが要件を満たしそう。
Cloudflare Registerなら卸価格での登録・更新ということなので格安。
ただし、今は円安なのでGoogle Domainsの方が安そう。

Cloudflareの無償SSLはワイルドカードの自動更新付きっぽいので、CloudflareのDNSを使えば問題なさそう。
メール転送は、Cloudflare Email Routingという機能で大丈夫そう。